青い海、青い地球、青空に青春、青い珊瑚礁…青に○○が付く言葉は総じてキレイで美しい。
それなのに僕のアゴと鼻の下に君臨するグループ組織「青髭」
君たちはなぜそんなにも煩わしいのであろうか。青ってついてるのに。
各電気メーカーの開発スタッフたちが血と涙を結晶させて開発した深剃りシェーバー。
そのどれもが僕にとっては全然浅い。何をどう剃ろうが顔の下半身は今日も青いのだ。
ちりも積もれば山となり、ひげも積もれば青髭となる。これにはまいったまいったマイケルジャクソン。
深剃りシェーバーを力いっぱい押し当て、深剃りの向こう側を目指しつづけた結果、時には赤く髭剃り負けをし、時には粉を吹き出し白くなる。
そして朝に剃ったはずのヒゲたちは、夕方頃になればみんな揃って「こんちゃーっす!」と生え始める。
「もう…こんな日々は嫌だ……」
決めた。僕はヒゲを駆逐する。
僕の青髭が目立つ原因
誠に単純明快。考えるまでもなく原因は明らか。
というか、青髭が目立っている人のうち98%は次の二つのどちらかに該当するものだと思われる。
それは「色白」 or 「ヒゲが濃いか」
僕はその両方を兼ね備える正真正銘のヒゲ濃イスト。
正真正銘の色白は日焼けを決して許さない
僕がもし松崎しげるフェイスであればこれほどまで青髭に悩むことはなく、日々愛のメモリーを奏でていただろう。
「じゃあ日焼けすればいいやん」と軽々しく僕に言ってくる者もいるが、素人すぎる。
生まれ持った色白は日焼けを決して許さない。つまりは焼きたくても焼けない。白→赤→白で黒をフル無視しつづけるフォーエバーホワイト。
今後僕に「じゃあ日焼けすればいいやん」と言ってきたものに対しては「フンッ」と鼻息一つでその会話を終わらせてやる。フンッ
ヒゲが濃くなる太くなる原因は考えるだけ無駄
「ヒゲを剃ると太くなって濃くなるよ!」という者がいる。
じゃあヒゲを剃らず放置すればいいのか?そんなことをすれば3日でジョリジョリジョリーパスタ、一週間で立派なヒゲ男爵になる。
なら濃くなる原因を探るより、なくす方法を考えたほうが賢明ではないだろうか?
だから僕はヒゲを一本残らず駆逐する。
オッケーグーグル!青髭対策を教えて!
困ったときのGoogle先生に青髭対策について尋ねてみた。
だが、世界に君臨する検索エンジンとは思えない解答を吐き出してきた。これならまだうちの母に電話で聞いたほうがマシなレベルだろう。
女でもないのにコンシーラーで隠せと言われましても
コンシーラーってあれでしょう?つまりシミや毛穴を隠すお化粧で青髭を隠せってことでしょう?え?それ本気で言ってんの?
僕に”青髭を気にしているがためにコンシーラーを口周りに塗りたくっている男”になれってそれマジで??
女性ならそれもいいでしょう。なんなら「オレンジのチークを軽くまぶせばヒゲは隠れるのよ」ってこないだオカマがテレビで言ってたからぜひ試してほしい。本当に彼女?彼?のヒゲは隠れていたから。
なんか青の反対はオレンジだから隠れるんだとか。
コンシーラーを塗ることのリスクといえばそれがバレたときの恥ずかしさにある。
”青髭を気にしているがためにコンシーラーを口周りに塗りたくっている男”に対する世間体は、恐らくだいぶよろしくない。女の子に引かれる懸念さえある。
僕は「引かれる男」になりたいのではなく「惹かれる男」になりたいのだ。そこんとこよろしくベイビー。
敏感肌に除毛クリームを塗れとか無理だから
「除毛クリームを塗ればいいじゃなーい」という輩もいる。輩すぎてきっと室内なのにサングラスとか掛けちゃう系の人が書いた記事なんじゃないかとさえ思えてくる。
僕の顔のお肌のデリケート具合といえば儚くもろい。つまりはティッシュペーパーだ。ティッシュペーパーが顔を覆いつくしている。
そんなティッシュペーパーの上に「塗るだけで除毛!」みたいないかにも肌に悪そうなクリームを塗りたくればどうなるか…結果は見えている。ボロボロボロロロ…
というか、顔に塗ったらダメってパッケージに書いてたし。
深剃りの剃刀を使うなんてとうの昔からやっている
いやもうなんというか、そんな当たり前すぎること今さら言ってこられてもどう反応していいのやら…
「青髭 対策」とかで検索する人たちは困り果てて、もうなすすべがなくて、藁にもすがる想いでGoogleにその答えを求めている。
にもかかわらず「深剃りの剃刀を使えばいいよHAHAHA」とかいやもうね、なんというかどんだけ能天気なの。やめようこの話。
自分でヒゲを抜けばそこは荒地になる
自分でヒゲを抜いたことがある人は、決して他人に自力でヒゲを抜くことを勧めたりはしない。
僕が大学生のころ「すべてのヒゲを抜いたらどうなるか?」ということを試したことがある。その概要は一日50本とノルマを決め、抜いたヒゲを指に並べていくというものだ。
その猟奇的な姿に対し、うちの母は冷静に「肌荒れるで」と言ってきた。彼女は正しかった。
まずニキビができる。通常時の1.5倍の確率で毛穴に汚い汁がたまり始める。
そしてヒゲが埋まる。なぜか皮膚から突き抜けることなく爆進し始める。
その埋まったヒゲを救出すべく針を突き刺してほじくりだす。すると「ズボボボボッ」と抜けてそれはそれで何とも言えない気持ちよさがあるけど、当然血まみれになる。
そしてそしてその脱毛効果といえば一時的で、抜いても抜いてもせっせと生えてくるエンドレスリピート。
僕のヒゲの繁殖力は1日50本では全く間に合わないほどに、恐ろしく高い。
僕は毛抜きをそっと置いた。
っということでレーザー脱毛に挑戦することに決めた
唯一僕に突き刺さった対処法といえばこのレーザー脱毛だ。
レーザーというその響きがかっこいい。昔グラディウスというシューティングゲームでレーザーを打ちまくっていたあの頃が思い出される。ビューーーンビューーーン
レーザーはお金こそ掛かるもののその効果は絶大らしい。痛みも「ゴムで弾かれる程度」と揶揄されていた。それくらいの痛みなら残さずに全部受けてやるOhダーリン。
ニードル脱毛は激痛らしく却下
レーザー脱毛と類似したものにニードル脱毛という物騒なネーミングのものがある。
調べてみるとメンズTBCというメンズエステサロンでやってくれる脱毛法で”毛穴に針をぶっさして脱毛する”といったもの、デンジャラスに激痛らしい。
美人看護師にやってもらえるなら興味がある。むしろやってみたい。あらたな性癖が生まれる可能性すらある。
でもきっとメンズTBCでは写真指名ができない。それでは例えヒゲが抜けても激痛を受けるには少々リスキーに感じてしまい却下。
エステ脱毛はまた生えてくるので却下
またレーザー脱毛に似たものでエステ脱毛というものもある。
レーザーより弱い出力の光を当てて少しずつヒゲを減らしていこうねっという作戦らしいが、どうやらエステサロンでは毛根の細胞をぶち壊すことは禁じられているそう。
それはつまり再生の可能性を意味する。
僕は自分のヒゲの繁殖能力を誰よりも知っている。生半可な光じゃきっと勝てない。やっぱりレーザーじゃないと。レーザーはグラディウスでたくさんいる敵機たちを撃ち落としまくる最強のウェポンだったんだ。
ヒゲが薄くなっていく体験談を書いていこうと思う
僕の青髭が駆逐されていく様子をこのブログにしたためていこうと思う。
青髭といっても今の青は紺色に近い。
紺から青へ
青から水色へ
水色から白い肌色へ
この様子を届けたい。
聞いた話によると青髭からの卒業を達成するまでに約3年は掛かるという話もある。
でも僕は負けない。負ける気もない。
そして
ヒゲをなくしてモテてやる。
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